神話

メデューサ退治で思うこと

 今日は久々の神話登場。
 メデューサの話をしたいと思います。
 メデューサがそもそも、人間の姿から、怪物の姿にされたのは「アテナより自分の方が美しい」と言ったためです。
 神の地位を軽んじたメデューサを毒蛇の髪、猪の歯、黄金の翼、青銅の手をもった怪物に姿を変えてしまいます(これは、アテナの怒りを買ったため)。
 そして、ペルセウスに首を切られます。
 このことから何を言いたいか、おわかりになっていただけるとありがたいのですが、自分のことを自慢することが、度が過ぎると、罰となって返ってくる、ということです。
 今年、溝口敦(著)細木数子ー魔女の履歴書に「怪物」の本性を活写した名著と題して書いたのも、細木数子はメデューサに見えるからです(母親がアマゾンを使うため、名前はフレイヤとしています)。
 細木数子、亀田一家、あの辺はメデューサに見えてしまいます。
 尚、メデューサについて詳しく知りたい方はミヒャエル・ケールマイヤー(著)あなたの知らなかったギリシャ神話にて詳しく書いてあります。

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北欧神話とギリシャ神話の「天地創造」の違い

 まだ、ギリシャ神話・北欧神話の「天地創造」に関する違いを書いていませんでしたね。
 ギリシャ神話の天地創造はカオス(混沌)から生まれた、大地の神・ガイアが様々な物をつくり、息子・クロノスと結婚し、様々な神を生み出します。
 しかし、北欧神話では、世界はある程度完成されており、世界の中から人物が生み出されます。
 つまり、世界が最初に存在し、後、人物が生まれてきます。
 こういう違いが双方の神話にはあります。
 又、もう一つ違うのは文献としてまとめられているか、否かです。
 ギリシャ神話はホメロスほか、何人かの人が本にまとめました。
 対して北欧神話は口伝で伝えられてきたので、キリスト教の曲解等もあり(トールとキリストは戦ったといわれている、詳しくは、青土社の北欧神話・HRエリス・デイヴィットソン(訳者あり)(著)を参考にしてください)、その為、部分的にはキリスト教によって改変・曲解等があると言われています。
 以上で天地創造をはじめ、代表的な比較を終わりにしたいと思います。
 又、北欧神話はスノリ・ストルルソンという人が文献にまとめたと言いますが、ウィキペディアでは彼は暗殺されたと言われています。
 研究書に関するところは興味のある方にお任せします。
 私は物語を楽しみます。

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ペルセウスの物語

 ペルセウスの名前を使いましたが、何をしたか、まだ書いていませんでしたね。
 一言で言えば、「メデューサの首を切った英雄」です。
 以下、あなたの知らなかったギリシャ神話から要約します。
 アクシリオスという王がおり、娘(ダナエ・人間)より我が身をかわいがった王は娘が年頃になると、娘を監禁しました。
 それを見つけたのは、ゼウス(後に最高神になる)でした(注:本妻はいますが、愛人がゼウスにはたくさんいます)。
 ゼウスは黄金の雨に姿を変え、これが元でペルセウスが生まれます。
 つまり、英雄ペルセウスもゼウスの愛人の一人の中から生まれました。
 (中略)
 方舟で島に流れ着きますが、その島の王がペルセウスを厄介払いしようと考え、税金として家畜を差し出すよう、迫りますが、ペルセウスは持ち合わせておらず、そのことを王に告げると「メデューサの首を取ってきなさい」といい、ペルセウスが旅に出ます。
 アテナが青銅の盾を与え、ヘルメスが金剛の鎌を与えました
 (中略)
 ニンフの元をペルセウスが訪れ、翼のある靴、姿が消える帽子、魔法の袋を受け取ります。
 ゴルゴン三姉妹の元にたどり着き、相手の姿を見ずに、首を切り落としました。
 因みに、メデューサは「アテナより自分が美しい」といったため、姿を変えられてしまいます。
 そして、王の元へ帰り、ペルセウスは首を切ったメデューサをみたいといった王の要求通り、首を見せました(このとき王が石化する)
 もう少し先がありますが(メデューサとは関係ない)、省略します。
 

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神話入門書の紹介

 ギリシャ神話・北欧神話の両方の入門書を紹介しますね。
 ギリシャ神話編
 吉田敦彦(著)学校で教えない教科書・おもしろいほどよくわかるギリシャ神話
 ミヒャエル・ケールマイヤー(著)あなたが知らなかったギリシャ神話
 北欧神話編
 Kクリスイ・ホランド(著)山室静・米原まり子(訳)北欧神話物語
 これらは物語について詳しく書いてあり、考古学的なことは書いていません。
 是非お勧めします。
 今度はたとえ話で使った、ペルセウスを更新します。

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たとえ話で使われる「パンドラの箱」の謎

 ギリシャ神話のことに詳しくない人でも、「あれはパンドラの箱だよ」という表現を使いますが、実は、神話ではパンドラが実際に開けたものは「箱」ではなく、「甕」なのです。
 まず、パンドラ誕生の背景は以下の通りです。
 ゼウスが「協力して人間の女を造れ」といい、早速技術の神・ヘパイストス、牧神・ヘルメス、美と愛の女神・アフロディテが以下の要素をパンドラ(意味はすべての贈り物)に入れました。
 1,ヘパイストス
 土と水で造る
 2,アフロディテ
 女性の魅力を込める
 3,ヘルメス
 嘘つき・泥棒の性質を込める
 こうして誕生しました。
 そして物語が進み、パンドラがあけたものについてですが、
 神話上は蓋を開けたのは甕で決して「箱」ではありません。
 その甕の中身は「人間の苦しみ」「死の「原因となる病気」「その他の災い」が入っていたため、開けてはいけなものという印象になりますが、実際には続きがあります。
 その甕を開けたことで、大変多くの問題が起きるようになりましたが、これと同時に「人間が希望を持って生きる」ということになります(出典:吉田敦彦(著)おもしろいほどよくわかるギリシャ神話)。
パンドラと箱がどう結びついたかはわかりませんが、とにかく、「開けてはいけないもの」という意味が付加されました。
 しかし、実際のところ、今回書いたように、「箱ではない」ということは確かです。

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